農山漁村文化協会東北支部(仙台市)

「三方よし」の精神で、農業農村への理解を深める

touhoku

東北支部(宮城県仙台市)

谷口環樹

「三方よし」の理念というのをご存知でしょうか。近江商人の家訓で、売り手よし、買い手よし、世間よしを言い、「商取引においては、当事者の売り手と買い手だけでなく、その取り引が社会全体の幸福につながるものでなければならないという」(同志社大学・末永國紀)、今日の日本では忘れられたかのような精神のことです。

昨秋、福島県喜多方市で開催された「水源の里シンポジウム」では、「上流は下流を思い、下流は上流に感謝する」がキャッチフレーズ、また「教育ファーム推進事業」では、東北各地の生産者と地元の消費者との交流だけでなく、遠く東京の小学校とも交流がなされています。これらの動きは、農業や食への関心をきっかけに売り手と買い手との関係を超えて、都会での暮らしや社会そのもののあり方を見つめ直そうとするものです。東北の農業や食に係わる方々と共に消費者、都会の人々に農業農村のことに少しでも理解を深めてもらえるよう、三方よしの精神で活動をしていきたいと思います。

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