農業塾 ばんざい ⑥ 2013.10.19

年々増える直売所めぐりと 秋の収穫で大忙しの農業塾

台風26号がまたも日本列島に接近し大切な秋冬野菜に被害を与えています。通過後の状態を確認し、状況に応じた対応を行うようにいたします。

前回が初収穫の丹波黒大豆枝豆の味はいかがでしたか。今月25日頃までが旬で、小生の亀岡と綾部の往復ではこの時期道中に農家の直売所が10か所程出店されその数は年々増えておりにぎわっています。まだ農業塾の畑にはたっぷりとありますので、塾生の皆さんも色々な調理を楽しんで下さい。

15日久しぶりに直売所に立ち寄ってみました。連休明けでしたが朝の10時には駐車場もかなり埋まり、他県ナンバーの大型バスも1台とお客様はかなり来られていました。販売野菜の方は、コマツナ等の菜類がかなり出揃ってきています。水耕のミックス野菜も人気があるようでした。ダイコン、キャベツはまだ他県産の仕入れ品です。出始めのブロッコリーが人気でした。

こちらでも黒枝豆は沢山並んでおり、枝付きやもぎ取っての袋詰め等多様な包装で選ぶのが楽しそうです。秋ナスもまだあり、フユガキも出始めいつも店内は季節のパッケージといった状態で今回も楽しく拝見しました。

次回の内容は次のとおりです。

個人区画では、ホウレンソウ等の軟弱野菜の収穫が始まりました。この時期は少し若い目位から収穫を始めてください、まだ気温も高く収穫し終える頃に大きくなりすぎますので。また、もう一度播種しても品目によっては収穫が可能です。毎年播種の相談を受けますので今年は2回目播種用のもみ殻堆肥(注を準備しておきます。2回目播種希望の方はためらわずに播種を続けてください。

フリー区画は、前回後送りとしたハウス内のミズナ、シュンギクの播種、丹波大納言小豆の収穫、ダイコンやカブ等の除草や追肥等を行います。少しずつ夏物の片付けも行っていますが、次回はキュウリアーチとメロンマルチ周りの雑草の片付けを行います。カンショ半畝の掘り取りも行います。タカノツメトウガラシ(注)の1段目は色付き劣化が始まろうとしています、収穫が多く多忙ですが、出来れば劣化する前に小枝収穫等してください。

タマネギ小屋のトタン板のばたつきも気がかりです。風で状態が進んでいるかもしれませんので修理道具の準備もしておきます。  藤田

注)もみ殻堆肥:もみ殻は、C/N比が75前後と高く、ケイ酸分が20%も含まれている。さらに水をはじく性質があるので、工夫しないと発酵・分解に時間がかかる。水分が少ないので、生ごみ・おから・家畜糞など、水分が多くC/N比が低い素材と組み合わせて水分調整材として使う。長く形をとどめるので、土壌孔隙を多くし、通気性を良くする効果が高い。(「農業技術事典」より)

注)タカノツメトウガラシ:ナス科トウガラシ属植物の総称。一年生草本であるが、熱帯地域では多年生となる。甘味種のピーマンを含むが、狭義には香辛料として利用される辛みがあるもの(辛味種)のみを指す。日本には16世紀頃に導入され、「伏見」や「八房」、「鷹の爪」といった独特の品種が誕生した。(「農業技術事典」より)

◎関連図書のご案内

直売所レストラン成功のレシピ

地域の食卓 おうみんち

農文協プロダクション 編  ●1,575円  農文協
2013年5月に開業5周年を迎えるJAおうみ冨士ファーマーズ・マーケット「おうみんち」(滋賀県守山市)併設の農家レストランは、農産物直売所(年間 来店者46万人)で売られる食材を生かしたバイキング式農家レストラン(来店者年3万人)の成功事例として、各界から注目されている(年間売上10億5千 万円=直売所9.7億+レストラン0.7億)。年間の視察者は3千人にものぼる。本書では、運営関係者&来店客に踏み込んで取材整理し、「成功の ひけつ5つ」を中心に「直売所レストラン成功のレシピ」としてまとめた。

DVD 直売所名人が教える 野菜づくりのコツと裏ワザ 全2巻

農文協 企画・制作  ●15,750円  農文協

見てすぐ実践できる、儲かる・楽しい直売所野菜づくりのアイディア満載動画。
「直売所で売る」ことを目的にすると、まったく新しい野菜づくりが見えてくる。たとえばダイコンは、1穴2粒播き、間引きなしでOK。外見は市場向けほど 完璧ではないものの、遜色ないダイコンが1穴2本とれる。サトイモは、芽を下向きの「逆さ植え」すると、土寄せなしで売れるイモがどっさりとれる…などな ど。全国各地の直売所野菜づくりの名人が編み出した新しい野菜づくりのコツと裏ワザを、動画でわかりやすく紹介します。

■お断り ここで紹介の品種と資材などは 筆者が使用しているもので、特に推奨するものではありません。

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