農業塾 ばんざい ⑪ 2013.11.23

冬休み前には出来上がることを目指して

小学生5年生のダイコン栽培

気温が下がってきましたが、まだ霜は無いため霜に弱い作物も何とか緑を保っています。

小生が手伝っています京都市内の小学校のダイコン栽培も11月18日で2か月が過ぎ(9月17日播種)、月曜日の立ち合いも18日から2週間毎としましたので、久しぶりの訪問となりました。栽培場所が3階建て校舎の北側の東の端で1時間ほどだけ朝日が当たる場所ですが、5年生の熱心な管理で順調に育っています。いつも小生が訪れる度に通学時の児童がダイコン畑に集まって来て、それぞれ自分の播いた株の成長具合を確認しあってくれ、そこに担任の先生が加わられて、次回訪問までの間の管理の注意点を説明します。間引きや追肥は生育を見ながらのアドバイスとし、適宜な対応の第一は虫害で、これまでに5種類の虫が現れ、都度見つけ方と防除方法を説明してきましたが、虫に対する拒絶も特に無くしっかりと人力防除ができています。

一般の畑栽培ではこの作型で2か月が経つと少し小形ながらも何とか収穫ができるのですが、ここでは約2週間の遅れ状態で、横への肥大がかなり進んだものの、地上部の伸び上りはこれからで、地際の根部の直径も4.5cmです。12月末の冬休み前には出来上がることを目指していますが、あと1ヶ月余りで何とか出来上がるであろうと5年生のみなさんと期待しているところです。

次回は小生「あじわい館」対応で朝礼時のみの出席となることをお断りします。

少し気になる人参の畝間の雑草

大きな草だけ取り除いて

前回のタマネギ定植により畑の風景が引き締まった感じとなりましたが、年内も後1か月余りとなりました。冬野菜の収穫が出来始めたとは言え、まだ大半の野菜が収穫はこれからで、畑の冬の風景は今が最もきれいな状態ではと見ています。

個人区画は、2回目のホウレンソウ播種も行われたりしていますが、一方ではハクサイ等の大形野菜の収穫も可能となってきました。いよいよ収穫が主となる時期が訪れてきました。

フリー区画は、ここにきてようやく冬野菜の管理が一段落しましたので、後回しとしてきた夏野菜区画の片付けを年内完了目指して進めてゆきます。次回はトマト、ナス区画のマルチ撤去とナス横のソルゴーの片付けや、時間がありましたらピーマン区画も片付けを行います。ナスやピーマン等の地際の茎の太い部分は堆肥積み上げからは除いておき、別途並べて乾燥して片付けます。まだ収穫を始めていないコカブやハクサイやヒノナの生育状態も一度観察しておきましょう。少し気になっているのが人参の畝間の雑草です。できれば朝露が取れた頃を見計らって全員で大きな草だけ手作業で取り除いてください。

また、30日は京都市伏見区の京都府農林水産フェスティバル会場の見学が塾となりますので、畑には2週間行けないこととなります。その間の畑の対応は朝礼の時間に確認をしておきたいと思います。  藤田

◎農業書センターからひとこと

「冬野菜の収穫が出来始めたとは言え、まだ大半の野菜が収穫はこれからで、畑の冬の風景は今が最もきれいな状態ではと見ています。」

栽培の指導をされている藤田さん、ときおり 作物を見つめる目ともうひとつ作物を離れ、畑仕事全体を俯瞰して見つめる目がある。後者の畑や仕事全体を俯瞰する目は、季節季節の畑の独特の美しさを伝える。

長年の作物と畑仕事を見つめてきた藤田さんの観察や俯瞰する目に、あらためて農の持つ豊かさを感じます。長年 農業誌「現代農業」のグラビア撮影の仕事をしてきたカメラマン・橋本紘二氏のことを思い出した。

◎関連図書のご案内

農仕事 四季のかがやき

橋本紘二写真集

橋本紘二 写真・文 ●2,940円  農文協

農村の風景、行事などの写真集は多いが、本書は、生産のための仕事、農作業の結果として、一瞬たち現れる幾何学的な美しさを描いた異色の写真集。多様性に 富む自然や作物を相手に、その力を「合理的」に引き出そうと工夫する農家の働きかけ・作業が合わさって、人工でも自然でもない造形的な美を、橋本氏の優しく鋭い目がとらえた。

■お断り ここで紹介の品種と資材などは 筆者が使用しているもので、特に推奨するものではありません。

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