日本の「和食」 無形文化遺産に登録決定! フェア開催中

和食 世界遺産

本日、「和食 日本人の伝統的名食文化」がユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。美しい四季の移ろいのなかで、「三里四方」といわれる地元の新鮮、多彩な素材を生かし、年中行事、祭り、儀礼とも密接に関わりながら育まれた〈和食〉。この20~30年の間に、日本食は美味しいだけでなく、栄養バランスに優れた食事としても世界的に高い評価を受け、世界中の人々に親しまれるようになりました。

<和食 日本人の伝統的な食文化>がユネスコ(国連教育・科学・文化機関)の「無形文化遺産」に登録される見通しになった◆と聞いてうれしく思ったが、さて<和食>と言えば、あなたなら何を思い浮かべますか。すし、天ぷら、ウナギ、そば……、あるいは、おせち料理やお茶漬け、おにぎりまで多種多様だ◆和食の推薦書では、四季や地理的な多様性によるさまざまな食材の使用、自然の美しさを表した盛りつけ、正月や田植えなど年中行事と密接に関係する社会的慣習などがあげられている◆「農山漁村文化協会」刊行の「日本の食生活全集」全50巻を思い起こす。各巻聞き書きで「新潟の食事」「石川の食事」……、各地の郷土食を掘り起こしている◆「おばあさんが語る食」「かあかの心と技」など日本の伝統食は十分、世界に誇れる。和食の無形文化遺産登録に胸を張りたい。同時に改めて見直してもみたい◆日本は他に類を見ない和洋折衷の食文化を創り上げてきた。それも喜びながら、伝統を尊重しよう。【読売新聞「よみうり寸評」(2013年10月23日 記事転載)】

和食フェア2

今、やっておかねけらばならないことがある=「日本の食生活全集

文化遺産への登録は伝承・保護の責務を生じる。「提案書」の「過去及び現行の保護の取組」の項では、多くの地域コミュニティや集団、「食育」や都市と農村の文化交流の活動を掲げ、さらに「地域の伝統食の保存に取り組んでいるグループは、全国350地域に住む5000人の年長者からの聞き書きで編纂した、『日本の食生活全集』(最大級の食文化のデータベース)を出版している」と記しています。

「今、やっておかなければ、永久に失われてしまう」との思いを共有しながら、各県の編集委員会を中心の10年がかりで完結した『日本の食生活全集』を伝統の礎として活用していただければと、改めて強く思う。