祝! 「和食 日本人の伝統的な食文化」世界無形文化遺産登録

和食文化フェア

年の瀬に入り、「和食 日本人の伝統的な食文化」の世界無形文化遺産登録の嬉しい知らせが舞い込みました。これを記念して、「和食文化の本フェア」を開催中です。今回は、その中から何点か紹介します。

今回認定された和食とは、四季折々に「三里四方」でとれる新鮮で多彩な素材を生かして作られてきた、各地の多様な料理総体のこと。年中行事や祭り、儀礼との関わりや栄養バランスも高い評価を受けました。こうした「和食」の多様な姿を明らかにした本が『聞き書 日本の食生活全集』(全五〇巻、農文協)。農水省が作成した登録提案書でも、「過去及び現行の保護の取組」の例として「全国三五〇地域に住む五〇〇〇人の年長者からの聞き書きで編纂した、『日本の食生活全集』(最大級の食文化のデータベース)」と紹介されています。

一方、二〇〇七年に農水省が選定した「農山漁村の郷土料理百選」。この一二二品の中から、三四品の郷土料理と六品の御当地料理のレシピを紹介したのが『家庭で味わう郷土料理百選』(農村開発企画委員会)。郷土の味を食せる店の一覧付きで、郷土料理に関する情報が満載です。この他、長寿食の第一人者・永山久夫氏の『なぜ和食は世界一なのか』(朝日新聞出版)も読み応え十分。世界一豊富な食材やダシ文化、発酵食など、ウンチクを織り交ぜながら和食のすごさを語ります。

また、日本ホテル教育センターが主催する「和食検定」の対策本『和食検定(基本編)』(プラザ出版)も注目の一冊。和食の基本から食材や食事作法、食を通じた接遇まで、和食への造詣を深められます。巻末の和食基礎英会話は、海外客の「お・も・て・な・し」に必読です。       

(日本農業新聞「2013年12月15日」)