鳥獣害の関心高まる

けもの道

鳥獣捕獲対策が本格化するなか、狩猟や猟師の様々なジャンルの本が売れています。

一番の売れ筋は、宮崎の出版社・鉱脈社が刊行する「罠師 片桐邦雄」。猟は〝だましあい〝という天才猟師の仕掛けや生け捕り猟の細部、解体から調理までの鮮やかな技の極意に迫ります。

次はマンガ本。若手猟師が獲物を求めて悪戦苦闘する姿を軽快なタッチで描く「山賊ダイアリー」(講談社)も人気。狩猟免許を持つ著者の実話に基づくストーリーはリアル感たっぷり。読者を狩猟の世界にグイグイ引き込みます。

そして雑誌。昨年末、狩猟ハンター向けの専門雑誌が創刊されました。その名もズバリ「けもの道」(株AEG)。2月号では、美濃柴犬・紀州犬の紹介に始まり、ハンターからの寄稿や酪農学園大・伊吾田宏正先生の連載「狩猟学教室」、ワンポイントわな講座、狩りガール(女性ハンター)の奮闘記など、内容も盛りだくさんです。

一方、DVD版暮らしを守る獣害対策シリーズの副読本として作成された「暮らしを守る獣害対策マニュアル」(農文協)も好評。獣害の原因となる集落内のエサをなくすことを基本に、効果の高い田畑の囲い方、追い払い方法、失敗しない捕獲の方法などを解説。冊子で格安なため、自治体や鳥獣対策協議会などからのまとめ注文もあります。

最後に、2月21日に東京・すみだ産業会館で開催される「MATAGIプロジェクト」の案内です。これは、駆除したイノシシやシカなどの皮を東京に送り、鞣して地域に戻し、財布やアクセサリー等に加工、地域振興に役立ていこうという趣旨のイベントです。お問合せは電話03‐6751‐9588(革のまちすみだ会)まで。  

日本農業新聞「あぜ道書店」掲載(2014年2月16日)